2023年3月19日(日)天気:晴れ
会社が三連休だったのに金土と天気がすぐれずに悶々としていたのですが、日曜日は素晴らしく快晴になってくれました。
日々温かくなっていき冬鳥たちも北へ帰っていっているようですが、まだ夏鳥は来ていないようです。そんな中、今年から蝶の撮影もチャレンジしてみようと思います。今回は初めての本格的蝶撮影の結果です。
蝶に関しては勉強を始めたのも最近で、どれがどれぐらいレアなのか全く未知数です。これに関しては今後の課題ですが、会社のカメラ先輩二人にいろいろ教わる予定です。
まずはテングチョウ。比較的よく見る種だそう。前翅が鉤爪のようになっているのが特徴。
ミヤマセセリ。写真は両方♂で、メスは前翅の白がはっきりとしているそうです。
スプリングエフェメラルという春にしか会えない蝶の一種。春の儚い命とは、寂しいものです。
コツバメ。こちらもスプリングエフェメラル。
飛ぶスピードが早く、止まっている時は羽を広げず裏面(翅をしまっている状態)しか撮れないので、フジだとプリ撮影ES、オリンパスで言うプロキャプチャーを使わないとまともに撮影できません。
興味がなければ蛾と間違えそう、というか蛾と思っていました。翅を広げるとこんなにも美しいとは。いやはや。
あと、解像好きとしては鳥とはまた違った趣があります。鳥は遠景の解像なので基本的にはレンズの値段=解像と言っても過言ではないかと思いますが、蝶の解像は技術の面がよく出ます。オリンパスのED75-300mmあたりでも相当な解像が得られるので、興味深いです。
最後にモモジローと桜シジュウカラ。こちらも春限定ですが、春の儚い命というよりは元気いっぱいの子たちというイメージですね。
今回もLightroomにて現像、DxO PureRawにてノイズ除去をおこなっています。
さて、蝶の撮影についての設定とか考察とか。
基本的に翅の全体にフォーカスがいくように絞って撮影します。さらに止まって開翅しない蝶だと先の説明のようにプロキャプチャー的な撮影が必要になります。そうすると翅を止めるためにSSが1/4000前後、コツバメのように早い個体は1/6400ぐらい欲しいです。
さらに、AFが追えない速度なので、基本は一点から被写界深度を使って数をとる撮影になります。そうすると最高連写設定で、絞りはマイクロフォーサーズでf8.0相当、APS-Cだとf11、フルサイズだとf16が理想だそうです。被写界深度が稼げてノイズの少ないOM-1あたり優秀そうですね。
自分のフジX-H2Sの設定で飛び出しだと
ss 1/4000 f11 isoオート(上限12800) 電子シャッター プリ撮影ES 秒間40コマ AF-S
ということになります。
レンズも先述の通り、高くて開放f値の低いレンズよりもどちらかというと近接で撮影できるレンズが望ましく、描写のよくて近接が撮れるズームが理想となりそうです。シジミやセセリの場合は離れて撮影したいので理想なら換算800mmあればベストかと。逆に大型のアゲハ系はそこまで必要ではないみたい。