2023年8月19日(土) 天気:晴れ
前回ブログのゴマシジミ撮影後、さくっと移動してミヤマシジミを探しに行きました。
車を少し日向に放置しているだけで、プラスチックが溶けるのではないかというほど気温が高く日差しが容赦なく照り付けます。この時期の散策は水分・帽子・日焼け止めが欠かせないですね。
目的のミヤマシジミ。後翅の外縁黒斑の中に青い模様が入るとミヤマで、無いとヒメシジミだそう。近似種でアサマシジミもいますが、図鑑でも違いがよくわからない・・・
絶滅危惧IB類。
当地も保護活動が盛んなため、個体数としては結構みられました。食草のコマツナギがそこらに咲いていて、吸蜜をしています。
メス裏翅。
オス裏翅。シジミ系は構造色で青や緑に輝く個体が多くみられ、それがとても露めかしい魅力を誘います。宝石のようですね。
このミヤマシジミも天敵であるアリと共存関係となっていて、幼虫期に背中から出る蜜を舐めに蟻が寄ってきて、決して襲うことがないのだそう。そしてアリの巣の中で蛹になって、無防備な蛹状態の隠れ家にアリの巣を使っているそうです。なんとまぁ…好きにならないとそんな生態の蝶がいること自体わからないですね。
貴重な数の少ない蝶が、今後増えていってくれるといいなと思います。