2023年7月2日(土) 天気:曇りのち雨
今日で道内二日目になります。鏡沼キャンプ場はとても快適で、夜は雨も降らず風もそこそこ程度でとても快適な睡眠環境を提供してくれました。
朝ご飯を食べて撤収。まずは道道106号オロロンラインを目指して北上します。相変わらず雲が多いですね。
上空に寒気が入ってきて不安定、かつ気温が20度以下と、7月上旬にしては寒いぐらい。
天塩川を渡り、すぐに見えるのがオトンルイ風力発電所の風車群。風車の耐用年数を迎えており、2023年4月から撤去される予定だったのでどうなったのか気になっていましたが、事業延長で2025年3月までは運転を継続するみたいだそう。
ただ無くなることは確定なので最後の勇姿を拝めたことは幸いでした。
オロロンラインをさらに北上、ここもライダーにとっては憧れの道で、ツーリングまっぷるの表紙になったりもしてます。
なんだかんだ自分も北海道にツーリングに来ると必ず通る道ですね。雲が多いのが残念ですが。
なんだか一瞬でオロロンラインを通過し、稚内まで来てしまいました。街中の道中にある青看板にはロシア語の案内が表示され、サハリンが近いことがよくわかります。
右の写真の北防波堤も昔のサハリン行き客船が出ていた場所だそう。昔はここにテント張って寝てたそうですね。今は禁止ですが、できるのなら自分もやってみたかったなぁ。
稚内を出発し、国道238号を東へ向かいます。この辺からパラパラ空が泣いたり止んだり。そうこうしているうちに宗谷岬に到着しました。もうこれ以上北上することはできません。
モニュメントの裏手、展望台の手前にエゾジカの家族が草を食んでいました。奈良の鹿っぱりに人馴れしています。近づいても逃げやしない。
宗谷岬からはどんどん南下していきます。途中で国道を離れ、猿払村道エサヌカ線を走行。ここはデリネータすら無い、本当に前後道路と白線と牧草地と空しか存在しないような、そんな場所。晴れてれば絶景なんだけどなあー!
結構道内に入ってからよく見る、はまなすの花とバイクのコラボ。
旧名寄本線の富丘湖畔橋。国道238号線沿いもさまざまな旧国鉄の遺構と併走していて、橋梁や盛土が至る所にあって探すのも面白いですね。
久々に大きい街に入りました、紋別市です。紋別は流氷が有名で、冬に来たことは無いので今後の課題。今回はガリンコ号が見れないかと立ち寄りました。
街の南側、ガリヤ地区の道の駅にガリンコ号の発着場の港があり、そこに初代ガリンコ号が展示されています。
初代ガリンコ号は1987年就航で、アルキメディアン・スクリューという船首下に設置されたドリルで流氷を破砕しながら進む観光船です。1996年までこの初代は活躍していたそう。
陸揚げされ、地面からこのスクリューを見ると普通の船にはない特徴をよく観察できて興味深い。客室が少なく外側に椅子が並べてあって、寒そうと思いましたが航行時は破氷しているところを間近で見たいし、これでいいのですかね。
現在は3代目になる「ガリンコ号Ⅲ IMERU」が就航していて、港に停泊していました。流氷破砕ドリルが2つしか無いですが船体が明らかに大きくなっています。
上湧別に入り、五鹿山公園キャンプ場を今日のキャンプ地と決めました。テントを設置していると、本格的に降ってきたのでテント内に引きこもり。ただ、街に近いところをキャンプ地としたのにまさかのdocomo電波がゼロという。しかも森の中で蚊が多い・・・。
しょうがないのでさっさと飯食って寝ます。
本日の走行ルート。