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【旅行記】Honda X-ADVと行く北海道ツーリング2日目とか

2023年7月1日(土) 天気:雨のち晴れ

 

北海道ツーリングの二日目。新潟港を出発したフェリーは夏場の日本海には珍しく結構な揺れを伴いながら、新造船の「あざれあ」は25ノット=約46km/hの速さで私を乗せ北へ向かいます。

 

朝の3時半、就寝中の私たちを船が小樽港に接近する旨の船内放送にて叩き起こし、ノソノソと出発の準備をし到着を待ちながらウロウロ。

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ふと窓の外を見ると、小樽の町が見えます。4時前半でも外は明るく、緯度の高く関東より東に位置する北海道の日の出の早さが伺えますが、生憎の天気も同時に視界に飛び込んできました。今日も雨かー。正直今回の旅は結構雨に振られることを覚悟していて、スタートからこれです。自慢(?)の雨男は今日も健在。

 


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まずはトラック、その後乗用車が下船し最後に単車が下船します。荷物を積みカッパを着て、ソワソワしながら順番を待っていると背後の乗用車が全て降りて今度は私たちの番。徐行でスロープを降り、まずはここまで連れてきてくれた船とパシャリ。帰りは苫小牧から別の船なので、あざれあとはここでお別れ。

 

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過去何度か北海道にツーリングに来た際は、まずは道北に向かい稚内を目指してから南下、道東道央を中心に回るというスタイルをほぼ取ってきましたが、今回は札幌で調達したいものがあるため時間を潰すため西へ向かいます。写真は神威岬の手前から。先端の岩が写っています。観光したいところですが、道路の開門は8時から。流石に今が5時半ぐらいで、待つのはキツいのでスルー。岩内、倶知安喜茂別を通り中山峠経由で札幌方面へ。

 

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途中の中山峠で休憩する予定が、峠の道の駅は濃霧の中。流石に気も休まらないし、さっさと降りることにします。

 

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札幌立ち寄り地のライコランドへ。今回の旅では盤石なよう準備したつもりが、目立つよう家の棚に掛けておいたライダージャケットを家に忘れるという。まぁ家からカッパだったので普通に忘れてました。元から近々買う予定ではあったので、旅先購入。

 

札幌から日本海側へ戻り、石狩川を渡って今度こそ稚内方面に舵を取ります。あまり天気も安定せず、黙々と北上。


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留萌手前、留萌線の元の終点である旧増毛駅。現在はカフェのような形で利用されており、ぶっちゃけ現役時代より人きてるんじゃね?と思ってしまうのは錯覚なのでしょうか。先の繋がっていない線路も哀愁漂っています。

 


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さらに北上、苫前の手前にあるグリーンヒルウィンドパークというところに行くため道を逸れます。段丘の上にある風力発電の風車群と、牧場。天気も晴天とは言えませんが青空も覗いてきたし、良い兆候。

 

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羽幌を過ぎると、左に島が二つ見えてきます。左が天売島(てうりとう)、右が焼尻島(やぎしりとう)。この北海道の小さな二つの離島は、いつか渡ってみたいと思っています。

 

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オロロン鳥のモニュメント。ぶっちゃけChumsのカツオドリにしか見えない。

 

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この国道232号を留萌から北上していると、よく廃線の遺構を目にします。写真は旭橋梁と言い、国鉄羽幌線の史跡です。羽幌線は国鉄民営化の1987年の廃止のため、現時点で36年が経ったということになります。この極寒の地で、よく耐えてるものです。

 


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遠別から国道は若干山側に入ります。ここでいつも、国道より内側を走る開拓農道町道浜更岸線という道に入ります。ここと道道106号、オホーツク側のエサヌカ線が、私の知る電柱の無い直線道路で、このような道があるため道北に足を運ぶと言っても過言ではありません。

 

稚内の手前、天塩で今日は終了。鏡沼海浜公園のキャンプ場を今日の宿にします。

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写真奥の建物、左が管理棟、右奥がてしお温泉夕映で、なかなか独特な温泉で、ナトリウム塩化物泉、強めの匂いとヨード液を薄めたような色をしていて、おもしろい。

この近くにある豊富温泉と並んで、北の変な温泉の一角をなしています。

 


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沈む夕日を漁港で眺めながら、今日の後半戦はお日様が顔を出してくれたことに感謝しつつ見送ります。明日も朝から顔を拝ませてください。

 

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そして2日目の夜も更けていくのでした。