2023年6月30日 天気:曇り のち 大雨
今回は旅行記長期連載です。10年以上前、正確な時は忘れましたが昔から7月の第一週か二週に北海道にバイクでツーリングをするという人生の命題を課しています。最近は2年に一回。
目的はありません。その日の天気と目についたマップのなんとなくのルート、晴れればキャンプで雨降れば宿というそのひぐらしの一人旅。独身の贅沢。
朝5時10分に自宅を出発。とりあえず今日の目的地は新潟港から出船する新日本海フェリーに乗船することです。自宅からだとナビで4時間強。パッキングを済ませて朝食を採り、いざ出発!
三芳PA。この時点で軽く降ったり止んだりなので、念を見て早めに雨具を出します。
今回のパッキング。GIVIのサイドボックスとリアボックス、パッセンジャーシートにはMoto-Fizzのシートバックとその下にベースボックス。ゆうに150Lは超えるバック達。
ですが、中身はギュウギュウではなくスカスカ。分散させていて見た目ほどではなく。
往年の北海道ライダーの人たちは、「チーム過積載」なる言葉があるようです。十分それに当てはまります。
関越トンネル手前から雨が本格的になって来ました。写真は新潟手前の栄PA。
視界も悪く、なるべく安全運転を心掛け。なかなか思い出に残る出発となりました。
今回のバイク走行ルート。大体310km、5時間。高速道路は三芳スマートICから新潟西で、軽2輪3150円。
新潟市内で船内の買い出しをする予定が、雨で萎えてそれどころではなくなってしまいました。
結局直行で新潟港の北海道航路ターミナルへ向かいます。
早速バイクを順番待ちに並ばせ、乗船手続きをします。この時点で10時10分ぐらい。なんだかんだしていたら、10時50分の乗船時間となっていました。
乗用車の前にバイクの乗船。先頭集団が続々と船内に吸い込まれていきます。
すぐに自分の番。なるべく雨に濡れないように乗船券のQRコードをリーダーで読んでもらい、スロープを徐行で登ります。鉄のスロープは真ん中に滑り止めをしていますが、その周りは結構雨でツルツル。さながら教習所の一本橋を思い出します。今回は過積載で難易度特級ですが。
今回のフェリーあざれあは2017年に新調された船で、船内とても綺麗です。
今回の船室は「ツーリストS」。1人用個室でソロライダーとしては最高に過ごしやすいしそこそこリーズナブルなお部屋。足を伸ばしても壁につかないぐらい広く、快適そのものです。窓はありませんが。
着替えたり荷物を乾かしていたりすると、すぐ出船の12時になります。デッキから離岸眺め、テンションを上げていきます。
お見送りにわざわざ東京から来てくれた先輩に手を振りながら、離岸した船のスクリューが直進になったと同時にぐんぐんと船は加速していきます。
あっという間に海の上の人となり、すぐにその目線の先を一晩たてば上陸できる洋上の先の大地へ向けるのでした。
いざ北海道へ。
もちろん、北海道に捧げる乾杯も忘れません。やっぱりまずはコレ。