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【登山】テント泊で金峰山瑞牆山登山とか 2日目・瑞牆山

2024年5月19日(日)天気:曇り

 

前回からの続き!

【登山】テント泊で金峰山瑞牆山登山とか 1日目・金峰山 - まだらのフォトグラフとか

 

初めてのテント泊登山、1日目の金峰山登山については滞りなく宿泊まで済ますことができ、今後への自信へとつながった気がする挑戦でした。

さて2日目の今日は、富士見平小屋にテントを残し、この界隈もう一つの百名山である瑞牆山へ挑戦します。

周囲の動き出す音で予定より早めに目覚めてしまいました。時刻は3時ちょうどぐらい。寝返りで耳栓がわりにしていたノイズキャンセリングイヤホンがずれ落ちてしまったようですね。

テントやキルトなど、住の装備を片付けて寄せ、必要なものだけリュックに放り、テントを出たのが3時10分。暗いうちから登り始めて山頂を目指す練習も含めてこの時間から活動開始します。結構あかりのついたテントもありますね。

 

まずは富士見平小屋手前の分岐を、今日は瑞牆山方面へ向かい歩みを進めます。こんな時間に登山道を歩くという体験が新鮮ですが、ライトのあたる足元には集中できるので意外とイケる事を知る私。

 

小川山の分岐まではほぼ平坦、分岐からは斜面をグッと下ると渓流があります。石の上を靴を濡らさないように飛び越え、見上げると写真のような縦に割れている大岩があります。桃太郎岩という名がつけられたこの岩、写真ではスケールがつかみづらいですが、3階建て住宅ぐらいゆうにあります。時計の針は3時40分。

この辺から登山道の様相が変わり、ゴツゴツ岩登りが始まります。まずは階段がお出迎え。

 

 

土石流が発生した跡地のような、谷間のガレを結構な斜度の登り。上から流されてきた倒木を観察すると、明らかに根が浅い。岩を基本とする不毛に近い環境の山だということがわかり、それは登っている自分自身の足が身をもって体験することとなります。

朝の寒さを覚悟していたらそこまで寒くなく、汗ばんできてベース一枚と日中の格好。スローペースで登っていたら、空が白ばんできました。

 

岩の大きさがどんどんデカくなり、見上げると正に聳え立つという言葉がふさわしい巨岩が現れます。圧倒されながら、浮石に気をつけつつ岩を登っていきます。

 

岩と岩の間に反対側の斜面から生える木が見えると、稜線に到着。ここでみずがき山自然公園側から来る黒森コースと合流します。4時40分、本格的なメインの登りは1時間ぐらいでした。

 

稜線の合流から山の裏側をちょっとだけ歩き、鎖場とハシゴを登ると、頂上が見えてきます。

 

4時50分、瑞牆山の山頂に到着。テント場の富士見平山荘から1時間40分掛かりました。

 

この日の日の出時刻は4時34分なので、ちょうど山の向こうから陽が登るのが見えるかなと思ったのですが、残念ながら御来光は分厚い雲の向こう。

 

ちょっと視界を南に移すと、昨日登った金峰山とその向こうに雄大な富士山が見えます。

 

八ヶ岳と、その南に見えるのは南アルプス甲斐駒ヶ岳でしょうか。分厚い雲で写真映えはしませんが目で見る分にはとても雄大で、景色の良い山頂です。そして岩の上で風が強くさむい。

 

岩と岩の隙間で風を避けながら、お湯を沸かして朝ご飯とコーヒーをいただきます。山頂で食べる昼食はよくやるけども、山頂朝ご飯は初めての体験。

 

5時15分。朝食もサクッと平らげて、さて、そろそろ帰りますか。道具の確認をし、山頂に別れを告げます。結構浮石が多いので足をヤらないように注意しながら、大変だった登りを降りていきます。

 

登山の最中、シジュウカラやヒガラなどの鳥たちが囀ったり飛び回ったりしているのですが、下山途中、目の前にオレンジ色の小鳥が動き回っているのに気がつきました。

うおぉ、まさかのコマドリ

鳴き声が控えめすぎて全く気がつきませんでした。距離で15m離れた岩の上にちょこん。今持っているレンズを最大ズームしても40mmで、証拠写真程度にしかなりませんがなんとか撮影。

突然の出会いに、うっとりしていると飛んでいってしまいました。もっとしっかり撮りたかったですが、レンズも無いししょうがない。

 

谷間に降り、大変だった上りもあっという間に桃太郎岩まで降りてきました。時刻は6時10分。この時間になると下から登ってくる人とすれ違うことが多くなります。

 

渡渉地点の水はとても綺麗。流石に飲まないですが。ここまで来るともうちょっとで山荘に戻れるなーなんて考えていたら、体感一瞬で戻ってきました。実際には30分程度でしょうか。

 

6時30分、マイホームテントに無事帰還。初めて行く日も出てない早朝登山、無事成功です。いやぁ、楽しかった。昨日のような晴天ならなお良かったのですが、仕方ない。

コーヒーを淹れつつ、サクッとテントを撤収。7時5分に一晩の宿を離れます。

 

富士見平山荘からの降り、昨日ぶり。途中稜線からの展望で目の前に瑞牆山が見えて、下から見てもかっこいい山だなと思います。

ここも30分程度の下り、道がよくなり平坦になってくるとこの登山もラストスパートです♪

 

7時35分、昨日の起点、瑞牆山荘に到着。無事に帰ってくることができました。

これから上がる人もいるみたい、日曜の朝ですがそこそここれから登る人もいます。

んービールでお疲れしたかったのですが、自車で来るとそれができないのが玉に瑕。仕方なく山荘前でキリンレモンを購入、めちゃうま。体に糖分が染み渡ります。

 

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初めてのテント泊、無事にしっかりと遂行でき、とても楽しく、そして重い荷物がスゴくきつかったです。また今年中に何泊か山に泊まる登山にチャレンジしたいと思います。