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【旅行記】奄美大島野鳥撮影紀行 往路とか探鳥地とか

2024年4月4日(木)天気:曇り時々雨

 

今回の探鳥紀行は、前回の北海道とは正反対の奄美大島。独自の生態を持ち、奄美大島とその周辺にしか居ない生き物が多く東洋のガラパゴスの一つと言われることもあるとか。写真を始める前は車でドライブという名の徘徊を趣味にしていて沖縄以外の都道府県は制覇していますが、指宿が今までの最南端。今回でその最南端の地を更新することができます。台湾には行きましたが。

 

目的は国の天然記念物で鹿児島県の県鳥、ルリカケス。と、同じく国の天然記念物アカヒゲ。この2頭をメイン目標に、アマミヤマシギとかの奄美とその周辺にしかいない固有種を少しでも多く見られれば良いなと思います。

 

1コマ目の記事は行きしなと島内の探鳥地のようす。

 

まずは奄美大島に行くのに鹿児島へ。はじめて乗り継ぎ便を利用します。

JAL643便 羽田空港8:05発、鹿児島空港9:55到着。使用機材はB767−300ER。

現地は宿を使わずキャンプ地にテントを張って宿泊するので、久々に荷物預けになりました。無事荷物も乗り継いでくれるかな。

 

上空から見る九州の陸地。この川の横に海から刺さるように見える、特徴のある空港は宮崎空港ですな。

 

再び覆われた深い雲を高度を下げながら抜けて、あっという間に鹿児島空港の滑走路にランディング。少し遠くには頭を隠した霧島連山チラリズム

 

スポットの横にはJAC所有のATR42が。本当は一つ前のこれに乗る予定だったのですが、事前欠航が決まってしまったため、次の便に強制移行となった次第で。正直ATRに乗りたくてLCCではなくJALにしたのに…

 

と文句言いつつ、次の便に乗り継ぎ。実は乗り継ぎ時間20分しかなく、モタモタしていられないなと若干焦っていて、どうやって乗り継ぐのかなと思いましたが、なんてことはない、いつものように降りていつものように乗るだけでした。

JAL3727便(J-AIR運行) 鹿児島10:15発、奄美大島11:10到着。使用機材はエンブラエルE170、実は初めて乗る飛行機ですね。

 

 

そんなこんなで50分もしたら目的地の奄美大島空港へ。飛行機を乗り継ぐと余計遠いところへ来たなという実感が湧きます。羽田の駐車場から考えたら3時間半から4時間ぐらい掛かるので、やっぱ遠いです。直通使えばもっと早いでしょうが。

サクッとレンタカーを借りて、早速島内に繰り出します。

 

 

さて、次回の記事で撮影した鳥の写真を一気に載せたいと思うので、今回は地味に探鳥地情報でも。といっても忘備録程度ですが。

到着日は午後からの撮影なので、手軽に空港から一番近そうな須野ダムへ。ここはダムの周りを一周できて、森林性の野鳥と出会えるということで選びました。

 

ダムはこんな感じ。南国の雰囲気を醸し出しています。

 

湖畔にはこんな南国っぽい植物も。なんかパイナップルっぽいけど…まさかね?

 

二日目、三日目はなんだかんだ情報の多い奄美自然観察公園へ。

龍郷の町から海岸線を北に少し走り、山に向かう道に折れると尾根まで一気に標高を上げます。尾根道を北へ2キロほど走ると、ビジターセンターが現れます。

 

ビジターセンターと駐車場。森は道の向かいに入り口があり、全体を練り歩いてもそんなに時間がかからない、思っているよりも広くないなというのが感想です。

ですが、至る所から野鳥の声が。さすが奄美、密度が高い。その代わり南国特有の木の密集度合いから、野鳥の発見難度と撮影難度がべらぼうに高い。まして今回は二日とも雨もしくは霧で。

冬でも枯れ落ちることは無いので、明るい所に出てくるよう祈るか、明るいレンズを使うか大きいセンサーのカメラを使うか。はたまたデジタル処理に頼るか。工夫は必要になってくると思われます。

 

そんなこんなで無事奄美に到着し、野鳥撮影に漕ぎ着けることができました。果たしてどんな野鳥に出会えたのでしょうか。

 

野鳥編につづく